*病気のお話
*病気のお話*
【甲状腺機能低下症(犬)】
2018-07-05
中高齢の動物の重要な病気の一つに甲状腺の病気があります。
【甲状腺機能低下症】
中年齢での発症が多く見られ、ゴールデン・レトリバーや、ラブラドール・レトリバーなどの大型犬で多く発生しますが、それ以外の犬種でも発生があります。
よくみられる症状を以下に挙げます。
□なんとなく元気がない。
□食べる量は減っているのに体重が増える。
□体の毛が抜ける。
□悲しそうな表情をしている。
症状はゆっくりと進行し、また、年のせいかな?と勘違いしやすい病気です。
この病気になると寒さに弱くなるので、冬の寒い時期に低体温症になってしまうことがあります。病気が進行すると、「粘液水腫昏睡」と呼ばれる重篤な状態に陥る事があり、命にも関わってきます。
上に上げた症状に当てはまる場合はご相談ください。
症状や、血液検査から病気を発見した場合、通常、投薬治療により症状が改善します。
6歳を過ぎた頃から、定期的な血液検査で、病気の早期発見を心がけましょう。