*病気のお話
*病気のお話*
【甲状腺機能亢進症(猫)】
2018-07-05
高齢なニャンちゃんでは、甲状腺の働きが活発になってしまう、「甲状腺機能亢進症」という病気が多く見られます。
【甲状腺機能亢進症】
甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝に関連するホルモンですが、このホルモンが増加することで起こる病気です。
代表的な症状を挙げます。
□年齢の割に活発に動いたり、よく鳴く。
□食欲が旺盛で、よく食べているのに体重が減っている。
□呼吸が早くなった。
□お水を飲む量が増えてきた。
□落ち着きがなくなったり、攻撃的になった。
病気が進行すると心臓に負担がかかり、心臓肥大や高血圧なども見られるようになります。
上記にあてはまる症状がある場合はご相談ください。
病気が確認できたら、投薬治療や、療法食での治療などが選択されます。
中高齢になったら、定期的な血液検査をおすすめします。
*この病気の場合、一般的には食欲が亢進しますが、食欲が低下することもあるので、症状だけでは判断できません。病気の確認には血液検査やエコー検査が必要になります。